子育て研究所

躾(しつけ)、教育、育児に悩む親や教師のための学習サイト - 新しい子育て法を提案します

Lesson 5-1 健全なパーソナリティとは

 子供が小さい頃の悩みは手がかかるという悩みが多いようですが、中高生ぐらいになれば、教育に関しての様々な悩みが生じてきて当然です。全国各地に子育てサークルがありますが、多くのメンバーが乳幼児の母親で構成されているようです。本当に教育が難しくなるのは、小中高生ではないかと思いますので、そういった年齢の子供の親を対象とした子育てサークルが各地にできて、サポートできる体制が作れたらいいなあと常々考えています。子供が不登校である親の子育てグループは各地に見られ、活動も活発のようですが、それ以外の親の集う場所はまだあまり整備されていないようです。不登校もひとつの選択肢であり、不登校が悪いというつもりは全くありませんが、子供が不登校になってから、真剣に教育について考えるよりも、その前からしっかりと考える方がいいと思います。
 そういった組織ができにくいのは、本当の教育の専門家がいないから、結局組織ができないんだろうと思います。私も様々な教育の現場を見たり、体験したり、教育に関する講演会などがあれば、できるだけ参加していますが、いい話を聞いたということはそう多くありません。テレビに出てくる肩書きの立派な教育評論家の先生の話も心に響きませんし、ワイドショーのコメンテイターも、学校や文部科学省の批判は立派でも、代替案を示さないので、単なる批判で終わっているようです。「テレビ寺子屋」の吉岡たすく先生(故人)なんかは良いお話をされますが、制約上、どうしても断片的な話しになりやすいようです。やはり、本当に身につけようと思うのなら、系統的に学んでいくしかないように感じます。教育について系統的に学んでいくということに、このホームページは挑戦しているのですが、壁はまだ高いようです。
 多くの子育て本は断片的です。ですから、読んでいて面白いのですが、実際に役に立つかは疑問な点もあります。例えば、お昼のみのもんたさん司会の人気番組がありますね。あれだけ毎日健康に良い話をしていたら、さぞご覧の主婦層の皆さんは健康になっただろうと思っていると、実際はそうでもないんですね。○○が健康にいいと放送すればそれをスーパーに買いに行くし、また別の日に△△が健康にいいと言われれば、今度はそれを買いにいくといった具合です。あまり、身にならないのです。番組に出てくる先生は、それまで地道に研究してきた土台がありますので、しっかりと身についているのですが、素人がそういった先生がたどりついた結果だけを知って、「○○が健康にいいそうよ」というのは、根っこがついていないのです。ですから、ふらふらふらふら、いつまでたっても中途半端な知識と中途半端な健康しか手に入らないのです。
 子育ての勉強も似たようなところがあるのです。断片的にお話しするのは楽なのです。でも、系統的に話しをするとどうしても退屈になってしまうのです。それは私の筆の力がないのも大きな原因ではありますが、皆様方に根本から伝えようとしているからだということも理解していただけると嬉しいです。「朝起きしない子供には目覚まし時計を与えて、自分で起こすようにしなさい。」と言えば、ひとことで済むのです。でも、それでは残らないと思うのです。つまり、このホームページはそういうものだとご理解いただいて、また、この課もお付き合いいただければ幸いです。

 ちょっと愚痴っぽくなりました。失礼致しました。この章の本題に移りたいと思います。
 「最近の少年犯罪のニュースを見るたびに、我が子は大丈夫だろうかと不安になる。我が子を信じないわけではないが、私には何ができるのか、何をすれば良いのか分らなくなる。」
 これはあるお母さんが心配そうに私に話したことです。似たような気持ちの方も多いと思います。次のページからのテーマは「我が子を犯罪者にしない方法」についてです。このポイントさえ押さえておけば、絶対に道を踏み外すことはないという3つのポイントについてお話します。
 つまり、子供自身の心がどのような状態であれば健全な状態であるかということです。別の表現をすれば、健全なパーソナリティとはどういうものかということをお話します。あなたも考えをまとめてから、次のページに進んでください。