子育て研究所

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Lesson 9-2 適切な行動をする場合

 困った行動のパターンを述べましたが、大人も同じことです。不正なことをして、利益を得ようとするのは、(3)あたりに分類されそうですね。
 話のついでに、どういった時に子供は良い行動をするかというのも考えてみましょう。

 (1)叱られたり、罰せられたりするから、適切な行動をする場合
 (2)ほめられたり、褒美をもらえるから、適切な行動をする場合
 (3)自分の良心に従って、適切な行動をする場合

 さあ、どれが最も理想的でしょうか。育児書で、「正しい、ほめ方、叱り方」といったものが良く見られますが、子供の正しい行動をもって、終着点としている場合もあるようです。親の中にも、叱って子供の行動を正せば、それで全てが解決した気になっている場合も多いようです。極端な言い方をすれば、叱って子供にやらせるというのは、ナイフで脅して子供にやらせるのと、程度が違うだけで、質としては変わらないではないでしょうか。
 叱ったりほめたりして、子供の行動を正そうとすると、いつも親や教師が目を光らせていないといけないということになるかもしれませんね。ここでは、いい意味での手を抜く子育てをこのホームページを通じて皆さんに提供していきます。
 一流の料理人や料理上手な主婦(主夫)は、手の抜きどころを知っています。どこの過程は手を抜いていいとか、手を抜かなければならないということから、逆に素人がおろそかにしがちな手のかけどころを知っています。子育ても同様だと思います。いい意味で、楽をしたければ、最初は時間をかけて学ばなければならないと思います。

 子供がいたずらで親の気を引くことって、よくあると思います。その前ぶれとして、「ほめられたいからやる」という行動が必ずといっていいほど見られます。子供がほめられるような行動をしてもほめてもらえなくなってきた、親の注意を引けなくなってきたと感じ始めると、いたずらで気を引こうとします。多くの親や教師はそれに気がつかず、この子は急にいたずらっ子になったとか、手がかかるようになったとか言いますが、そうではないと思います。子供の問題行動にはパターンがあります。そのパターンはまた後ほどお話しますが、過剰な注目を期待する「ほめられよう」が、その芽生えだと思ってください。「ほめられよう」という気持ちは決して悪いというわけではありません。過剰な注目を期待する「ほめられよう」が良くないと思うのです。その過剰な「ほめられよう」に対して、どのように対処するかは今までの講座の内容の中に解答があるので、見つけてみてください。